わたし達は多かれ少なか幼少期に両親から虐待を受けています。
そのトラウマが後に尾を引き、大人になってから様々な問題を引き起こす事があります。
親のトラウマというのは人生に大きな影響を与えてアダルトチルドレンの要素をもつきっかけを作ることにもなります。
トラウマによってすり込まれた「思い込み」は自分のルールとなり大人になってもそのルールを守り続けます。
こどもの頃は、そのルールを守っていれば親に叱られずにすんだかもしれませんし、親から与えられる恐怖から逃れることが出来たかもしれません。
しかし、大人になってもまだその当時のルールに従って生きていた場合、人生はトラブルだらけのハードモードに向かってしまいます。
ですのでいち早くトラウマを見つけて取り除く必要があるのです。
人生に与える影響はトラウマ自体ではなくトラウマによって作られた「思い込み」です。
この思い込みがあなたを苦し目ている本当の問題点になります。
「思い込み」はいわばマイルールです。
親に「これはやってはダメ」と言われた「これはやってはいけない事」と認識して、守らなくてはいけないルールを作ってきました。
もしくは、親の言動、行動などから「これをやったらダメなんだ」「これをやったら怒られる」ということを無意識に察してそれを守ろうとしてきました。
脳にすり込まれた思い込みを探りだすためにはあなたが受けたトラウマを探し出す必要があります。
多くの場合、インパクトの強いトラウマ体験によって「思い込み」が脳にすり込まれます。
トラウマを見つけ出すことによってそこであなたがどのような「すり込み」を受けたのか知ることができます。
まずは、あなたのトラウマを発見するステップをお話します。
ステップ1:
紙と書くものを用意します。
ステップ2:
幼少期から思春期にかけて
両親から受けたもっともインパクトのつよい出来事を書きだしてみてください。
まったく思い出せないということがあるかもしれません。
インパクトが強すぎる体験をしている場合、脳の防御作用がはたらいて思い出せない事があります。
インパクトの大小にかかわらずなにかしら体験しているはずなのですこしづつでいいので思い出してみてください。
このステップによって書きだした出来事があなたの「思い込み」を作り出したトラウマ体験である可能性が高いです。
トラウマを見つけ出すことによってどのような「思い込み」が作られたのか発見することができるようになります。