「怒り」には正しい怒りと間違った怒りが存在します。
アダルトチルドレンの場合、間違った怒りを持っていることが多いので、それが原因で人間関係でトラブルを起こしたり精神状態がおかしくなったりします。
自分の怒りが正しいものなのか、そうでないのかを見抜く方法をお話します。
この方法を知ることであなたは間違った怒りの発生を防ぎ、後で怒り任せで行動したことを後悔してウツになることがなくなります。
「怒り」という感情は人間であれば自然にわき起こる感情です。自分自身の安全がおびやかされたときに発生するのが怒りです。
例えば、差別された時、人前で恥をかかされた場合、軽蔑されるような事をされたときです。もっと簡単にいうと自分が理解されなかったと感じるときです。
しかし、アダルトチルドレンの場合、怒りのポイントが変わってきます。
例えば、日常的に他人が自分に攻撃をくわえようとする被害者意識を感じながら生活していた場合、相手が少しミスを犯しただけで自分を陥れようとしてると勘違いして怒りが爆発します。
これは間違った怒りです。あなたがもし日常的にイライラしていたり誰かに対して怒りを感じている場合、その怒りが正しいものなのか客観的に見る必要があります。
そこであなたの怒りが正しい怒りなのか、間違った怒りなのか判断するステップをお話します。
ステップ1:
紙と書くものを用意します。
ステップ2:
怒りの感情を持った時、あなたがその怒りをどのように解釈しているかを書きます。
例:
●誰に対して
母親に対して
●されたこと
「勉強しなさい」言われた
●どう解釈したか
過剰な干渉をされて頭にきた
紙に書き出すことであなたの怒りを客観的に見ることができます。
そして、解釈が本当にただしいものだったのかを冷静に判断することによって、その怒りが正しいものだったのか、間違ったものだったのかを認識することができます。
もし間違っていた場合、解釈を変えることで間違った怒りの発生をなくすことができます。
間違った怒りを出し続けた場合、確実にあなたのまわりの人間関係は短期間で破綻します。
いつも怒りをぶちまけている人に好感を持つ人はいないはずです。人間関係でトラブルが絶えない場合、間違った怒りのオーラを出していないかチェックしてみてください。